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コロナで特定の人をやり玉にあげるのは不快

COVID-19(コロナ感染)が広がってきましたね。 東京では2日連続100人超え、その他地域も増加で今日は全国で200人を超えてます。公式に認定されてはいませんが、第2波だと考えるほうが自然だと思っています。

ニュースで度々目にする、特定の人をやり玉にあげる風潮が不快なので、 個人的な見解を記載します。

♬ (ノ´ω`)ノ 記事のトピック (,,•ω• و( و" ♪

 ニュースでやり玉にあげられがちな人

 記事に記載の数字は、東洋経済オンラインのコロナ感染者データを使わせてもらいました。本記事は、2020年7月1日時点の値で記載しています。 toyokeizai.net

 若者 ー小学生、中学生、高校生ー

 東洋経済オンラインの”年齢別の陽性者数”をみると、10代の陽性者数は469名。これまでの陽性者が18545名なので、全体の2.5%です。無症状や軽症で、無検査の陽性者が多いとも考えられますが、数字だけ見れば小さいです。行動範囲も基本は地元の限られたエリアでしょう。直接、全国へ感染を広げる世代とは言い難いです。

 基本的に、無症状や軽症者が多い世代。両親や祖父母と同居の人が多いため、クラス内で感染が広がれば多業種、多年代への感染が懸念されます。ただし、どの世代が感染しても、全世代に広がる可能性があるので、懸念が強すぎる気もします。

 コロナ渦では、入学式、卒業式、遠足、修学旅行、文化祭、インターハイ、甲子園など大人が持つ良き思い出を得られなかった人も多数います。人生を左右する受験もどうなるかわからない、そんな不安を抱えていると思うと胸が痛いです。「懸念が強い」としてやり玉にあげられ、休校措置もすぐに行われる。将来を担う世代ですし、イベントや学習のチャンスをあまり奪いたくないですね。

 若者 ー20~30代ー

 社会人になって、社会を支える実働部隊として活躍する世代。そして、学生時代よりも自由で、遊ぶ世代。20代は世代別で1番多く陽性者3400名(全体の18%)で死者1名。30代は陽性者2899名(全体の16%)で死者4名。

 働く中でも「動く」働き方が多いので、感染は仕方ない側面もあります。テレワークを整備・維持させるなど、感染防止に繋がる働き方を上層部から提案すれば、感染予防が期待できます。ライブや夜の街で責められるのは、不要不急の意味では仕方ないのかもしれません。  

 夜の街

 飲食の場面で感染リスクが高いのは周知の事実ですので、一人感染すると蔓延するのが当たり前といえば当たり前。従業員が、コロナ検査の協力に積極的なのは好印象でした。行った人もコロナ検査に協力すべきですが、非協力的な人が多いみたいですね。

 「夜の街」に関しては、「昼の街」ではコロナ感染が蔓延していない、、つまり、人々の認識を「対岸の火事」としたいがために強調したという政治的な理由もありそうです。今や夜の街より市中感染が多いみたいなので、「夜の街」云々では済まない状況になってしまいましたが。

 感染防止は誰のため?

 コロナ感染は、ブーマーリムーバーなんて言われていましたね。死亡率だけを見れば、感染防止で守ろうとしているのは、ベビーブーマー世代である60代以上でしょう。50代以下の死者は50人程度、60代以上の死者は約920人です。

年代 陽性者数 死亡者数 死亡率
80 1884 552 29 %
70 1800 266 15 %
60 1982 99 5 %
50 2910 33 1 %
40 2816 14 0.5 %
30 2899 4 0.1 %
20 3400 1 0.03 %
10 469 0 0 %

 一方、自粛の影響で経済的なダメージを大きく受けるのは、現役世代の65歳以下。連鎖的に、親が経済的に行き詰まると20代以下の学生にも悪影響が及びます。これらの世代にとっては、感染よりも経済的な部分で死にかねません。とはいえ、死亡する可能性はゼロではないですし、20代の若い軽症の感染者でも、死を覚悟して遺書やビデオレターを用意するくらい辛いケースがあるようです。後遺症が残る可能性もあるので、感染予防はどの世代にとっても大事。

 まとめ

 死亡率をベースに考えるのであれば、感染しても死亡しにくい世代をやり玉にあげているようです。危機意識を持ってほしいということなのでしょう。ただ、これら世代に「高齢者を感染させないために、なぜ自分たちが犠牲にならなきゃいけないんだ!?悪者にされる言われはない!」と憤る人がいてもおかしくはない。大学進学を諦めたり、内定を切られたり、将来設計が狂った人も多くいます。根っこには、ただでさえ高齢者優遇の高齢化社会で厳しい生活を強いられているのに、高齢者のために現役世代がもっと犠牲になるのか?という思いもあるでしょう。諸外国では、感染後のリスクが高い高齢者には優先的に自粛してもらう、重症な高齢者には処置をしないという国もあります。様々な情報が簡単に手に入る時代、若者世代をやり玉にあげすぎると、世代間闘争の激化を招きかねません。  今後は緊急事態宣言ほどの自粛要請が出る可能性が低く、出たとしてもその効果は薄いかもしれません。個人での対策も意識して感染を防ぎましょう。

prtimes.jp

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