今週のお題「苦手だったもの」
嫌いな人が多い「数式」。
嫌いなときは、数式が何なのか正直わかっていなかったと思います。
だからこそ、嫌いだったのかもしれませんね😼
♬ (ノ´ω`)ノ 記事のトピック (,,•ω• و( و" ♪
数式が嫌いじゃなくなったキッカケ
「君はルートだよ。どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号、ルートだ」
小川洋子『博士の愛した数式』から抜粋
博士の愛した数式 で有名なセリフです。
何となく頭に残っています。
ちょっと数式へのハードルが下がりました🐱
で、何をきっかけに変わったのか?
アインシュタインの有名な公式:E=mc2ではありません。
オイラーの公式でも、シュレディンガー方程式でもありません。
もっと単純な式です。
状態方程式: PV = nRT
P[Pa]気体の圧力
V[m3]体積
T[K]温度
n[mol]モル数
R[J/(mol・K)]or[N・m/(mol・K)] 気体定数 8.314
中学校くらいで習ったと思います。
この式をじっと見ていて、面白いと思ったのがきっかけです。
圧力と体積だけで、そのエネルギーJが計算できる
モル数と温度で、エネルギーが決定する などなど
この数式で色々な世界が見えてきます。
あらゆるものを数値化し、その法則を数式で表す。
数式で表すことで、汎用性を得る。
数式には人類の叡智が詰まっていて、
その一端を何気なく教わっていた
・・・それに気づき、驚きました。
それと同時に、
その数式に至るまでの複雑な背景を想像しました。
シンプルに、
よりシンプルに、
最もシンプルな、、簡単な形になった最終形が、
教科書で教わる数式だと気づいたとき、恐怖症がなくなりました。