がんを経済的な視点で数値化したニュース。情報としてはやや微妙・・・かな😼
♬ (ノ´ω`)ノ 記事のトピック (,,•ω• و( و" ♪
経済的負担は約2兆8600億円
前提として、闘病の治療費だけでなく、それに伴う労働力の減少を計算した結果が約2兆8600億円ということです。
研究チームは、2015年に国内で治療を受けたがん患者のべ約400万人について、医療費と、欠勤・休職や死亡に伴う労働損失を推計 した。
経済損失の内訳
記事で紹介されている癌の予防策と、軽減される損失を表にまとめました。
要因 | 損失の軽減(億円) |
---|---|
感染 | 4800 |
能動喫煙 | 4300 |
飲酒 | 1700 |
運動不足 | 340 |
過体重 | 190 |
実際にはトレードオフ
癌に関連する損失額に焦点を当てているので、経済についてだけ考えてみました。
たばこを無くす
能動喫煙での損失額は4300億円とのこと。一方で、たばこによる経済効果は2兆8000億円。
なお、喫煙者が減ると、年間2兆円になるようにタバコを増税するので、この税収は変動が少ないです。
単純計算でタバコを全廃すると、2兆3700億円の損失になりますね。
酒を無くす
酒での損失額は1700億円。
2021年の国内の酒類市場の規模はメーカー出荷ベースで3兆1470億円。
タバコに続き、単純計算では2兆9770億円の赤字ですね。
飲酒の場合は、感染や過体重にも関連がありそうです。
癌による損失だけなら、禁煙と禁酒は経済的にマイナスみたい
癌に限らず、タバコと酒による経済への影響が知りたいニャ
癌だけでは経済負担がわからない
運動不足と過体重については、ジムに通ったり、サプリメントを買ったりするので、経済にもプラス!
ぜひ推し進めてほしいですね!
・・・さて、 がんの損失に限らず、もう少し突っ込んでタバコと酒の総損失額を見てみましょう。
たばこの損失
2015年のタバコ関連の損失額は2兆500億円とのこと。
タバコで発生した火災や歯科まで含んでいるようです。
禁煙推進サイトなので、喫煙由来の病気でなくても、喫煙者が起こした事象を統計に含めているでしょうね。多く見積もっている気がします。。(゜_゜)
ちょっと古いですが、1996年の煙草による経済効果は2兆8000億円。
タバコを無くすと収支で7500億円の赤字、タバコの経済効果は大きいですね。
税収ありきのタバコ税。喫煙者が減れば、税額は変わらずに損失額は減少。微妙な増税を繰り返し、損益分岐点を探っている段階かもしれませんね。
酒の損失
2013年のNEW MEDIAによると、酒による経済損失は約4兆円とのこと。
アルコールを原因とする治療費のほか、依存症への対応にかかる費用です。
繰り返しますが、2021年の国内の酒類市場の規模はメーカー出荷ベースで3兆1470億円です。
飲食店の売上や運送などの経済効果を考えると、プラスマイナスゼロくらいでしょうか。
正直、これ以上は調べきれませんでした。。。(´・ω・`)
https://www.newww-media.co.jp/backnumber/201307/201307p80.pdf
まとめ
癌を経済的な損失に計算する試みは面白いものでした。
しかし、経済ベースで考えるには情報が足りないのも否めません。
いっそ、医療費に限定した損失の情報だけで良かったように思います。
酒にしろタバコにしろ、嗜む人は減少傾向です。
今はまだ甘いですが、喫煙者の次は、飲酒者に向けられる目が厳しくなりそうですね。
少数派になれば当然厳しい目が向けられ、飲酒による迷惑行為も犯罪も大きく取り上げられそうです。